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漁船いっぱいに水を張って稚魚を生きたまま運搬します。
運搬中はゆっくり走行し稚魚が弱らないように海水と酸素の管理を様子を見ながら行います。
その際、瀬戸大橋の下をくぐって通過しますが下からのアングルはなかなか見られないので貴重な光景です。
水温がある程度上がれば給餌を始め、
年末までほぼ毎日餌を与えます。
ハマチの餌は鰯などの生餌と魚粉、魚油を混ぜてミンチ状にしたものを細かく刻みます。
魚の成長に合わせて配合率を変えたり、粒の大きさを調整したり、また、病気にかかりそうになったら予防薬を餌に混ぜて与えたりします。
いけすは基本、年中海に浮かべたままなので海水により錆が出てきます。
そのため長く使用するためには陸に揚げ解体し、防錆ペンキを塗ってやる必要があります。
お魚のいないオフシーズンはいけすや浮き、各機材、設備などのメンテナンスにとりかかります。
春から毎日給餌して大きくなったハマチをいよいよ出荷します。
１カ所にお魚を集めて大きな網ですくって運搬船に移していきます。
大きくなったお魚のサイズに合わせて10月から順次行い年末から年明けにかけ全て出荷されます。
やはり体を動かすお仕事なので体調管理は大切です。
終業後は社員一同クールダウンをかねてストレッチでしっかりと体をほぐし今日の作業の疲れを癒やします。
船は常に海に浮かべてあるので船底がどのような状態になっているか分かりません。
１年に１度、丘へ上架し船底の点検を行います。カキやフジツボなどの付着を除去し、船底塗料を塗ります。
また、プロペラに異常がないかもこの時に点検します。